春になりました。今年はすごい暖冬だったと思います。
桜も３月には散り始め、もうすでに新緑が芽生えています。

来週から大学での非常勤講師も始まるのでいろいろ準備しています。
毎年前期だけを担当しているので、後期のうちに準備すればいいものを
直前になって始めるのはやはり小さい頃からの。。。みなさんも同じ？

４月末は決算書（法人の確定申告）の提出期限でもあります。
やっと重い腰をあげて数字の入力を始めました。

売上がですね。。。もう大変なんです。
費用（経費）は例年ほとんど変わらないのと
特に当社は新しい設備や機械を入れたりすることはないので
とにかく売上が下がるだけであっというまに奈落の底におちる
すごい経営になっています。

今日、黒田日銀総裁が引退するわけですが、インフレ２％目標は未達、と。
実際はどうでしょうか？昨年から今年にかけてものすごいインフレを実感
しているのは私だけでしょうか？

会社を経営していると仕入れというものが発生します。仕入れてから
売れるまでにインフレが進んで少し利益が出るかなあと思いきや、
仕入価があがりすぎて、お客さんに転嫁できない状況になっています。

日経などを読んでいても、企業物価指数は９％も上がっています。
つまり当社と同じく、会社がインフレを吸収して顧客には
その実感を伝えていない。むしろ耐えられる企業が日本には多くて
こういう時に内部留保のある会社ってのは耐えられるんだなあと思いました。

しかし当社も当然、部品、消耗品の仕入れ価格が何度も値上げされて、
そのあおりをくらった今年度でした。２倍以上に上がった製品もあります。

お客さんに２倍請求できないからどうしても工賃で調整して
下げざるを得ず、結果としてものすごい利益の減少になりました。

お客さんは給料上がった人が多いはずなのに、インフレ懸念なのか
あまりお金を落としてくれません。

結果として売上が下がっただけでなく利益もその数値での本来の利益より３割ほど下がりました。
この苦労は経営者側でないとなかなか気が付かないと思います。
手取り30万の人がいきなり20万にとなると実感でますよね？

売上と利益率を上げる工夫みたいなのを考えると、やはり販売を
増やしていく方向を考えていますが、何を売るか、です。

中古車市場の激しい変化についていくのも嫌ですし、そもそも仕入れる原資がない。
一見さんばかりを相手にするのも面白くないだろうし、
かといってカスタムはセンスがない。

うーむ、と考えると昔からやりたいと思っていた自転車かな。
電動のバイクも考えたりするんですが、今のところ
中国からの安い（品質？）部品の組み合わせで終わりそうですし、
少量の材料を日本企業から安く仕入れるのもまだ日本では難しい。
部品を揃えるだけで加工前の段階で、中国製の自転車という製品が買えてしまう。

どちらかというと中古市場からのリサイクル的な材料入手のほうが
やりやすいわけです。

となると同じものを複数つくるよりも、ひとつひとつ違うものを
中古から作ることになります。これをカスタムというのかなあ？

こういうのは何かコンセプトが先にありきで作らないと
なかなか目標が安定しないというか、そんな感じがします。

ということで決算書を作りつつ、理念をもう少し練って、
なにか面白い製品を作って販売する方向を模索中です。

明日は、知事選、県議会議員選挙。皆さん忘れずに。

私は期日前で投票してきました。今の立候補者に政治に熱意がある人は
少数ですね。そんな気がしました。政治家が変わることで大きく変わることは
日本ではあまりないと思いますが、払った税金を正しく使ってくれる人に
投票したいですね。世の中のアンバランスとか、あまりにもおかしな法律を
是正してくれる人にも一票を投じたいです。